本日・令和元年10月23日、境川・清住緑地「水の郷湧水公園」の工事現場の確認に行ってきました。特に今回は境川の改修工事で実施される「ミチゲーション工法」(現在の多様な植生を川沿いの土地に移植・育苗・保護し、改修後にまた移植定植する自然度の高い川づくり工法)の指導助言と具体的な移植作業の段取りの調整をしてきました。
この工法は多分静岡県内の川づくりでは最初の事例であり、全国的にも珍しく、水辺環境の保全対策としては画期的で先進的な工法です。
三島市水と緑の課の職員さんや施工者の加和太建設の職員さんとの度重なる緊密な打ち合わせが繰り返され、お互いの信頼関係に基づいた円滑な物づくりが進んでいます。
さらに、沼津土木事務所も境川の改修工事にグラウンドワーク三島が提案した「ミチゲーション工法」を採用してくれて、さらに具体的な移植定植作業を本会の指導のもと実施するように仕様に入れてくれました。
水辺再生のプロセスには、現場の実情を熟知した専門知・経験知の蓄積がある環境NPOや学識経験者の存在と連携が良き物づくりには必要不可欠です。「水の郷湧水公園」と境川河川改修工事の事業の進め方は、まさに協働の物づくりの「成功モデル」だと評価しています。
どうして、このような情報公開を前提とした、行政・企業・NPO・市民が連携・協働した物づくりが、三島駅南口東街区や西街区ではできないのでしょうか?何故、三島市はこの問題で頑なに話し合いを拒否し、特定企業に依存した物づくりを強引に進めようとするのでしょうか、こんなやり方では間違いなく、時代を先取る創造的な物づくりはできないと思います。境川・清住緑地に関わる物づくりには膨大な議論・調整の時間をかけています。
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