2024年6月12日(水)、午後からテレビの取材で源兵衛川親水公園化のデザインに関わる多様な知恵、工夫についてお話させていただきました。

2024/6/14 11:39 投稿者:  gwmishima

  2024年6月12日(水)、午後からテレビの取材で源兵衛川親水公園化のデザインに関わる多様な知恵、工夫についてお話させていただきました。源兵衛川の川づくりのコンセプトは「エコロジーアップ」です。1,550mの区間を8つのゾーンに分け、それぞれの区間の歴史・文化・環境・景観特性などを踏まえて設計されたものです。

 皆さんが何気なく歩いている「水の散歩道」は、河川法に抵触していると指摘されましたが、整備した川の管理用道路です、溶岩ブロックを置いてあるだけで通水上問題になれば取り外しできますで許可を取ったものです。置いてある歩道の多くは溶岩でつくられ、水が浸透するので苔が生え、魚の産卵場所や餌になります。

 川の中に置いてある「溶岩ブロック」の配置幅や形、高さを変えての安全管理など、原自然の再生・復元を目的に恣意的に造られたものなのです。

 昨日も外気温は30度を越えていましたが、涼やかな川風が常に流れ、心落ち着く水辺空間を提供していました。川の音は心臓の鼓動とマッチし、川は風の道を意識した、川づくりの狙いが見事に成功している際立った先進事例だと思います。

 この源兵衛川を「企画・調整・設計・施工」し、今、生態系に配慮した維持管理をしている私が説明するのもおかしいですが、30年以上が経過した今でも、その価値は劣化せず、時代を新たに切り拓く「水と緑の芸術品」として高い評価を受けています。NHKの番組ですが、また後日紹介します。

 

 

 

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