本日は発見と気づきがあった有意義な日でした。皆さん「運河駅」がどこにあるのかご存知ですか。オランダ人の土木技術者・ムルデンが、1890年に設計監督し完成した運河が近くにあり、その名前が付けられました。台風19号の洪水被害で治水の重要性が叫ばれている中、こんなにも深く大きな運河を今から130年も前に建設したのです。
この運河は台湾の台南にあるオランダ統治時代に開削された運河と形状が酷似しており、私は、古い運河の大切さを行政に訴え、コンクリートへの改修の無意味さを指導したことがあります。先人の長期的・専門的な視点と判断、時代の変化を見抜き、形を残すと後世にその先見性と価値が評価されることになります。
自然に逆らわず、地形を活かし、乱暴な改変・開発はしない判断力、三島の愚行を思うと見習いたいものです。多分、当時、何故こんなに巨大な運河が必要なのか反対意見もあったと思います。しかし、時代を超越した、自然に逆らわない川づくりの理念と工法を伝え、理解を得ての今の形だと思います。
三島の雰囲気や歴史性にそぐわない高層マンョン建設は、やはり後世、負の遺産として笑いものになることを、この運河の有益性と機能性が実証していると実感しました。
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