令和2年4月15日、中郷用水土地改良区の役員と源兵衛川で5月中旬に行われる予定の市内河川一斉清掃に関わり、ホタルの飛翔や魚たちの産卵の保護のために、農業者による草刈りや堆積土の排除を行わないようにするための現場確認を行いました。
結論としてある橋から下流は農業者の責任で草刈りなどの作業を実施することが相互に合意され、上流はグラウンドワーク三島の責任で生き物たちに悪影響を与え無い8月以降に作業することが合意されました。
源兵衛川の豊かな生物多様性の維持は、このような環境保全への市民監視と相互の共有意識、信頼関係によって支えられています。一部の農業者からは「何故いちいち市民団体に自分たちの農業用水路の管理方法についてお伺いを立てなくてはいけないのか、彼らに何の権利があるのだ、ホタルだの三島梅花藻だのどうでもいいことだ、調整するなど相手に配慮する必要はない」の批判もあります。
しかし、農業者と地域住民、NPOとの利害が本会の調整によって合意形成がなされ円満な解決策が見出されています。その成果が5月から6月下旬までの2,000匹以上のゲンジボタルの乱舞であり、三島梅花藻の白い花々、ホトケドジョウの生息です。
その後は、沼津市西浦重須地区にある松尾研究室と杉チップを活用したバイオトイレや災害用簡易トイレ、生ゴミ機の開発についての打ち合わせを行いました。3密を厳守・配慮しながらの仕事を精力的に日々進めています。
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